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交友録

 

43回 秋のハイキング    寺内町街歩き

小雪(しょうせつ) 街並みの屋根 陽の光

 

 

お日さまがまぶしい陽気でした。

 55期の田底です。秋のハイキングは令和51126日に行いました。木枯らしが吹いてもよい頃なのに、お日さまがまぶしいくらいに良い天気でした。

 さて、ボランティアガイド第4弾。皆さん、大阪に江戸のような街並みが残されている所があると思いますか?あるのです。それが、富田林寺内町。正確な住所は、富田林市富田林町なんですけどね。

寺内町は、1560年に、本願寺一門の興正寺の第16代証秀さんが、この土地(当時は、荒地)を百貫文(現代の値段で行くと1500万円)で買い取り、一向宗興生正寺別院を中核とした宗教自治都市にしました。中々強かなところがあって、織田信長と石山本願寺による石山合戦時には、本願寺側につくことなく、そのおかげで信長から攻撃を受けることもなく、平静を保つことができたようです。

と言う様なことを30分、ボランティアガイドさんの講話を受けた後、街並みのフィールドワークへ。碁盤の目状の街並みなのですが、街路は、ちょっとずつ、ずらした「あてまげ」が施されています。侵入してきた敵から死角を作って、防御するためのものです。

さて、町家は、17世紀から大正まで、いろんな時代のものがあります。ガイドさんに、時代が異なる3件の町家が並んでいる所に案内されました。古い順番に当ててごらんというのです。一軒は、壁に銅が貼られているのだけど、他の2軒は、漆喰だし、違いといえば、虫籠窓(むしこまど)の形が違うことくらいしか。。。建築家の学生さんが、先生に連れられてよく来るそうです。

それと「うだつ」。「うだつの上がらない」の「うだつ」って、答えられます?答えられないと、5歳児に怒られますよ。うだつというのは、防火壁のことです。町家は隣り合って建てられているので、火事が燃え移らないように屋根に作られた壁なのですが、いつしか、豪華な装飾を施して、自分の財力を誇示するものになったようです。うだつを上げられれば、お金持ちということです。ほかにも、豪華な蔵があったりして、この町はお金持ちが多かったことが、分かります。

以上、いっぱい勉強したので、近くの河川敷で陽光を浴びながら、いつものようにワイン、日本酒、ウィスキーというフルコースの酒盛りをして、いつものハイキングを楽しく過ごすことができました。

さて、春のハイキング。ボランティアガイドさんと行くぶらぶら歩き第5弾として、大阪城の桜を見ようと考えています。幹事として、一度やりたかったことです。詳細決まれば、皆さんにお知らせします。

 

55期 田底


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    旭陵ハンデ方式の復活

                                                                                   55期 田底 成智

20231030日、秋晴れの下、コロナ明けで久しぶりに、28人によるコンペを実施することができました。
しかも、初参加である斎藤雅英様と波多野孝四郎様を迎え、だれが優勝するのか楽しみなスタートとなりました。
さらに、40回記念大会に際して、阿部支部長からのご提案で、旭陵ハンデ方式を復活することになりました。旭陵ハンデ方式は、ハンデホール(ダブルペリア方式でいうところの隠しホール)をくじ引きで決めるというものです。
このために、くじを買いました。エクセルで計算表を作りました。こうなると、日ごろの行いがハンデホールに如実に表れるものと想定しました。

結果は… 阿部支部長が優勝、僅差でベスグロの熊野先輩が準優勝となりました。なんと、グロス6位の私が3位に。

皆様、次回から、徳を積んでコンペに臨みましょう。きっとゴルフの神様が微笑んでくれます。

 


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         2023年 久しぶりのカニかにツアー

             (今回の出来事とチーム旭陵による解決)

                                           阿部紀一郎(54期)

過去には乗り遅れや忘れ物など何らかの出来事で彩られる「カニかにツアー」が、2020126日以来3年ぶりに「無事」開催されました。「無事」の顛末をご紹介いたします。

 


2023129日(日)に計画されたツアーは、大阪駅から城崎温泉駅まで特急。城崎温泉駅から山陰線各駅停車で佐津駅へ。佐津駅にはいつもの民宿「源助」から迎えのマイクロバス。カニ三昧の後で帰路に就くという、例年通りのものでした。

幹事は玉川洋さん(59期)。例年のツアー幹事の欠席に伴い、今回急遽引継ぎ立候補したのは126日の役員会でした。やむを得ずの立候補とはいえ、決意の表れは翌日からの引継ぎ開始に表れていました。ホームページに「参加者募集」をアップしたのは3日後の早業。その他の幹事業務引継ぎ(具体的には「JR西日本のご担当への依頼」「最少催行人数の確認」「チケット代金の支払い方法を日本旅行と打ち合わせる」など)も精力的に動き、確定した参加者に「旅のしおり」として詳細の案内をいただいたのは正月松の内でありました。最少催行人数2名。申込者は5名。「実施」です。

ところが(覚えておられる方もあるでしょうが)123日からの寒波襲来。前日までの平均最低気温は2℃を下回り、最高気温も8℃を越えない中、ツアー前々日(127日)には鉄道の計画運休が発表されました。

天気予報と鉄道運休状況を逐次チェックしながら日本旅行と「運行状況とキャンセルの取り扱い」の詳細打ち合わせをしていた玉川さんは「福知山城崎温泉駅(夕方まで運転取りやめ)」を見た瞬間どんな心持だったか、察するに余りあります。

玉川さんは早速参加者に「18:00頃に実施日の運休の情報が出たらカニツアーは中止」「特急こうのとりは動いて、山陰線の運休の場合も中止するが、この場合も50%のキャンセル料が発生する」との詳細メールを発信してくれたのでした。

さらにツアー前日には、「明日1/29の特急こうのとりの運休情報はない。山陰線の城崎温泉・佐津間の運休情報も出てない。明日の準備をお願いします」と決行宣言。それに呼応して「あるがままにやりましょう」(中野光男さん48期)、「てるてる坊主作ります」(阿部54期)と応じたのでした。

 

当日、745分大阪駅のイカリスーパー前。1週間前から連泊の下方さん(47期)、今回お一人での参加は上村さん(48期)の姿を見つけて朝の挨拶。玉川幹事はイカリスーパーの紙袋を下げて店から出てくるなり、「こうのとりも動いてますし、城崎から佐津の路線も動いているとの情報です」と決行の喜びをマスクから見える範囲いっぱいに浮かべて朝の挨拶。「大阪-佐津の乗車券」「こうのとり1号の特急指定席券」の往復セットを受領しました。

早速3番ホームに。若い女性二人組や老若のカップルなど結構な人数。前から5番目くらいに並んで、まさか皆さんこうのとりに乗るわけではないだろうと思いつつ、5人はそれぞれ「雪」と「帰り」の運航予測など話しながら待つこと10分。新大阪始発の列車がホームに滑り込んできました。1割程度の乗客が乗っています。

我々は2号車3C,D4B,C,D5席。阿部は3Cです。通路を空けるためリュックを席に仮置きして、立ったまま車両の奥に入ろうとする乗客をやり過ごします。あとからあとから乗客が続きました。飲み物と乾き物を取り出したリュックを網棚に上げながら車内を見渡すと空いている座席は数えるほどしかありません。皆さんコロナ明けを待っての城崎温泉旅行とお見受けしました。

あれ、すでに列車は動き出しています。

上村さん持参の乾きものつまみを紙コップ5個に山盛りにして5席のテーブル上に配ると、ビール・酒・自宅からペットボトルに入れてきた焼酎などめいめいのお好みの酒で乾杯!隣同士でしか話ができないため(椅子の対面使用はダメ)隣どうしのひそひそミニ宴会です。宝塚駅から乗車の中野さんが合流。席を変わってミニ宴会は続きます。

豊岡の手前で玉川さんがこわばった表情で話しかけてきます。「城崎から先、山陰線が不通との情報が今しがた日本旅行から携帯に入ったので、タクシー手配を依頼したが、未確定です」。4人は口々に「だめなら城崎でタクシーを探して行こうよ」と、玉川さんの心中を察しつつ、良い気分も手伝って、明るく応じました。「決行」なのですから、どうしたらできるかを考えることにしましたので、気は楽です。5つの座席を移動しながらのミニ宴会は続きました。

城崎温泉駅から先の不通の情報は車内放送でも流れ、車内がざわめいたようですが、玉川さん(日本旅行)情報からずいぶんたってからのようでした(確かな記憶はない)。

福知山に近づくと山は雪化粧、豊岡は30㎝近く積もった銀世界。円山川の両岸は雪国でした。

列車は城崎温泉駅に定刻より5分遅れで到着する旨のアナウンス。飲み残しが無いように急いで酒を空け、紙コップのつまみを空けてごみ袋をまとめると到着です。網棚からリュックを下ろし、停車したこうのとり1号から3年ぶりの城崎温泉駅に降りたったのでした。

駅前は10㎝を超える積雪。玉川さん(日本旅行)手配の5人乗りの黒塗りタクシーが待ってくれています。ありがたい。

【城崎温泉駅】

運転手さんは佐津の「源助」をご存じないようでしたが、無線で確認しつつ片道40分程度(大きな道は全く問題なく飛ばしていただきました)で源助近傍まで。でも1本入り込むと20㎝を超える積雪です。側溝にはまらないよう慎重に運転。源助玄関前までぴったりと着けていただきました。

一面の雪、雪に埋まる長靴。皆さん一斉に源助玄関口から上がっていく中、阿部は玄関向かいの石積みを見上げました。頭に雪を乗せた三重の塔は借景の山の雪と深緑に映えて風情があります。「写真を撮ってください」と訴えているように観えました。

携帯で撮ろうとコート左のポケットを探るも「ない」。ズボン左・コート右、ズボン右、ない。リュックポケット小、中、大。「ナイ!」・・・なぜ・・・

「あっっ!」電車の座席前のカゴだぁ!やっちまったぁ!体がかあっと熱くなります。

長靴を脱ぐのももどかしく、源助の奥の座敷へ駆け込むと、畳に5人分のテーブル席。上には刺身とカニ鍋のセットが置かれ、焼きガニ用の焙烙はコンロの上。すでに点火されています。

「電車に携帯忘れましたぁ!」と大きな声で伝えると、上着を取ってくつろいでいた皆さんは一斉にこちらを向いて「えっ?どこで?」。

「多分列車の座席の前かごです。最初に座った場所です!」力なくも確信をもって伝えたのでした。その時の私の顔は青く引きつっていたそうです。後から聞いた話です。

 

即座に皆さん立ち上がり、「チーム旭陵」は動き出しました。

l  「その他の可能性はないか?(ヒアリング)」(上村さん)→阿部の記憶をたどる「確かに最初に座った3Cの前の網かごに入れました間違いないです」

l  「城崎温泉駅の電話番号検索①」(下方さん)→源助さんに聞くも不明。

l  「城崎温泉駅の電話番号検索②」(玉川さん)→「NETでは城崎温泉駅の電話番号は0796-32-****です」→下方さん架電「使われてないとのアナウンスだ」。

l  110番」(中野さん)→阿部に電話を代わって内容を警察に伝える「こうのとり1号の2号車3-Cの前かごに置き忘れた。アイフォンSE、色はシルバーですがケースは黒。開くにはパスワードが必要です。シリアルナンバーは不明です。紛失届の処理番号はこのナカノさんの携帯へご連絡ください」

l  「城崎温泉駅の電話番号検索③」(玉川さん)→「0570-00-****です」→下方さん架電「忘れ物以外の受付で自動案内。忘れ物はネットでチャットする方法を案内するだけだそうだ」(注1)

l  「城崎温泉駅の電話番号検索④」(中野さん)→これ(注1)を横で聞いていた中野さん、再度警察に問い合わせ。「城崎温泉駅の緊急電話の警察登録はないのか?」「ないならJRの駅に緊急で連絡するときはどうするのか?」として、JRのこのエリア拠点は豊岡駅で、その直通電話番号を聞き出す。

l  豊岡駅に架電(下方さん)→城崎温泉駅直通のNTT電話はないの?(ないと分かると)JRはどうやって駅間の連絡とるの?内線があるのですね!豊岡駅の○〇さんに、懇切丁寧に依頼いただき、内線電話で城崎駅員による列車内の忘れ物の探索および結果連絡の協力を取り付けたのでした。(高度な交渉力による依頼方法の詳細はここで再現できないのですが、協力いただけたわけを知りたい方はいずれかの機会に直接チーム旭陵かにまでお問い合わせください)。

焼きガニの良い香りが部屋中に満ちています。ここまで手を尽くしたらあとは待つだけだと皆さんカニに集中。ビール5本、熱燗2合を5本頼み、刺身、焼きガニ、カニちりと進めていくうちに下方さんの携帯が鳴りました。

「あった?!そうですか、後ほど城崎温泉駅に取りに行くのでそのまま留め置いてください。えっ?みどりの窓口に行けばいいですね?」「阿部ちゃん、あったって!」

皆さんありがとうございました!

刺身にまでしか箸が進んでいなかった私は、警察へ紛失届の撤回を伝えると、ビールを飲み干し、そのグラスに注いだ熱燗をのどに注ぎこみながらカニを次々に制覇していきました。美味しかった、ご馳走様!

源助のお父ちゃん(オーナー兼送迎担当)はご健在とのこと。今日はお客さんが来ないため貸し切りだったこと。自家製のパンは焼きたてで出されたもの。など、若女将と話ができるまで復活できました。

「また来てね」の声に送られて源助から城崎までのタクシー。飛ぶように流れる雪国の風景を眺めるうちにふうっと睡魔に意識を奪われてしまいました。

城崎温泉駅、まっすぐにみどりの窓口へ「阿部といいますが、イヤ下方さんからの依頼で携帯電話を預かってもらっている阿部といいますが、ありますでしょうか?」「ちょっと待ってください」と奥に歩いていく姿がもどかしい。戻ってこられる手には小ぶりの黒い携帯。「それです!」

窓口のお二人に何度もお礼を申し上げて、振り返り、再度下方さんにお礼。皆さんの待つ駅のロータリーに小走りで向かったのでした(実際は少し溶けかけた雪に足を取られないようにそろそろ歩いて)。

皆さん城崎温泉駅をバックに写真を撮りましょう。阿部が撮ります。

【下方さんを撮っている玉川さん】


出発時間まで30分。

駅前の「海女茶屋」で反省会をしましょう。

ビール何本か持ってきて。ん、コロッケがある?それもてきとーに頂戴。

ではお礼の乾杯の音頭を取らせていただきます。「チーム旭陵」は最強です。ありがとうございました。乾杯!

 

振り返り1:瞬時に自身の役割分担となすべき行動を開始。困難にあっても次善の策を見出しながら克服。さらに直接の関係者以外の第三者にも行動を促すことができる。チーム旭陵、何でもできそうです。頼もしい限りです。

 

振り返り2:豊岡駅にお礼の電話。○〇さんのお名前を記録してませんでしたので、城崎温泉駅に手配してもらって、こうのとり1号から携帯を回収してもらった礼、城崎温泉駅の方にもお礼を、と事象の説明を伴わないうわべだけのお礼になってしまいました。○〇さんありがとうございました。

 

振り返り3:携帯は常時携帯しておかないと携帯とは言わない。ストラップ2種付き薄型 透明 軽量 シリコンスマホケース (クリア)1,199円(楽天)。


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                                      秋のハイキング    今井町街歩き

「神無月 てるてる坊主の ありがたさ 」

 55期の田底です。今回のハイキング、前日の天気予報では、降水確率80%でした。そこで、阿部支部長が、てるてる坊主に神頼み。見事、当日は、雨がふらず、楽しく過ごせました。神無月というのに、てるてる坊主様はいらっしゃったようです。

イケメンてるてる坊主(阿部支部長宅)

 さて、江戸の町がそのまま残っている今井町。私は、初めてなのですが、諸先輩方は何回か訪れているということなので、ボランティアガイドさん2名申し込みました。さらに、参加がかなわなかった黒田睦子先輩(31期)の著書「ふるさとの原風景をふたたび」からの抜粋を中村榮一先輩(44期)が持参いただきました。まさに、知的好奇心を満たせるハイキングとなりました。

 まず向かったのが御堂筋。御堂筋は大阪だけでなかったのです。というか、こちらの方が古いですね。細い通りが多い中、道幅が広くカーブしているところがありました。ガイドさんによると、明治天皇が行幸された際の馬車を通すために道幅を広くしたとのことでした。また、見通しを少し悪くして、弓矢や鉄砲を使えなくしているとのこと。ガイドさんに言われてはじめて気づくことばかり。

 では、御堂はどこなのか。御堂筋を少し進むと、称念寺がありました。修復されたばかりできれいでした。屋根を見ると、紀州徳川家の影響を受けたことや、明治天皇が投宿されたことを示すものがありました。

 

                                                                           

称念寺の屋根(よく見ると…)

 次に、紙半豊田記念館で、別のガイドさんに案内してもらいました。ここで、千両箱をまじまじと見ることになります。千両箱は、千両入ると重さが50㎏になります。ですから、時代劇あるあるのねずみ小僧が、千両箱を小脇に抱えて、屋根伝いに走るなんてことはないそうです。また、豊田家では、大工さんのすご技を見せていただきました。

 その他、駒(馬)つなぎと牛つなぎの違いや、意外なところに今井町の地図があるなど、ボランティアガイドのネタバレになるので言いませんが、意外性のてんこ盛りでした。最後に、美しい明治建築である花甍で記念撮影をしました。ハイキングというより、知的好奇心を満たすぶらぶら歩きといった感じです。 

 

そして、隣接するあずまやで、杉先輩からの差し入れなどにより、密な時間を過ごすこととなりました。

                                                                          以上 

   (写真はすべて、阿部支部長撮影、原稿は、支部長のメモをもとに作成しました。)

55期 田底


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                          「青空に枝垂れ桜の花のれん」


                                                     田底成智(五五回卒)


 巷では、三年ぶりにイベントが再開などという告知がなされ、コロナ禍という長いトンネルの出口が見えています。旭陵同窓会関西支部では、年次総会、ゴルフコンペ、新年会、カニカニツアーなどのイベントが中止となっていますが、再開が待ち遠しいです。


そんな中、同窓の皆様の若さを維持することを目的として、春と秋のハイキングだけは、続けさせていただいています。


 さて、今年は、京都の桜を満喫したいということで、四月十日に平安神宮と蹴上インクラインを歩くというハイキングを企画しました。ちょうど、まん延防止等重点措置は解除され、皆様が参加しやすい状況となりました。


ハイキングというのは、非日常のイベントです。その意味で、今回は、ハプニングの多い非日常のイベントでした。


【集合】四月十日十時、京阪の神宮丸太町駅に集合としたところ、昨年の三倍の十五名の方が来てくださいました。


 ここで、ハプニング発生。某先輩が、スマホを電車に置き忘れたことが分かりました。駅員さんに連絡したところ、終着駅で預かっているとのことでしたので、合流していただくために、中村先輩を残して、先に行くこととしました。


【琵琶湖疎水】私は、土木技術者の端くれですが、百三十年前にできた人工の河川には、いつも感動します。二月に下見したときは、工事中で、水量が少なかったのですが、当日は豊富に水があり、今も現役として使われているのに驚きました。観光船が運航しているのにも、さらにびっくりでした。


【平安神宮】(写真)スマホ回収組を待つために、予定になかった神苑見学を加えました。絵葉書の写真が取れそうなほどの雲一つない快晴で、青空に、桜色が映えました。ただ、季節先取りの初夏の陽気のため、後続組と合流した時点で、少し、皆さんお疲れのようでした。


【南禅寺】南禅寺には水路閣があります。琵琶湖疎水の一部で、現在でも使われている水路橋です。近代土木遺産にもなっています。大野先輩と一緒に、ゆっくり歩きながら、向かったのですが、振り向くと誰もいません。どうやら、途中にある動物園を眺めたり、飲み物や弁当を探したりしたようでした。この時点で、予定時刻をかなりオーバーしたため、南禅寺を通過して、蹴上インクラインに向かいました。


【蹴上インクライン】蹴上インクラインは、琵琶湖疎水の船を運ぶための鉄道です。今は使われていませんが、ソメイヨシノが桜のトンネルとなっているところです。残念ながら、一週間遅かったようで、桜は散っていました。


かなり急な坂道を歩いたために、ここから、鴨川まで歩くのは、きついと考え、地下鉄で、向かうことしました。


【鴨川】(写真)蹴上から三条京阪まで、地下鉄で四分。それでも、十二時をだいぶ過ぎており、鴨川の土手が空いているのか心配でした。天気が良すぎたために、日陰に避難されている方が多く、十五人分のスペースを確保できました。久しぶりに、穏やかな場所で、いろんなことを話すことがうれしくて、良い、非日常になったことと思います。帰宅すると、日焼けして、顔が非日常でした。


【予告】秋のハイキングは、奈良に行きます。十一月二十日朝十時、近鉄大和八木駅集合です。耳成山あたりを歩こうと考えています。


 



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「旭陵コンペ三十九回の優勝は熊野裕治さん(45期)」

 

コロナで二年間開催できなかったコンペですが、2022525日(木)に快晴の下、三木よかわカントリークラブで行われました。

中コースと西コース全6,108ヤードを73.4(グロス83)で制したのは熊野さん。

前半のバーディーが光りました。

準優勝は濵岡睦子さん(59期)で75.8(グロス113)でした。

次回は秋開催予定です。

40回」の節目ですので、盛大にやりたいですね!

                                                                                        文:阿部(54期)

 

 


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 月イチゴルフの会を始めます。

今後イベント情報8番目に継続して掲載いたします。

 ゴルフコンペは年2回ですが、皆さんと楽しくゴルフがしたいと考えまして、月イチゴルフの会を始めます。

 初回は、623日(木)に行います。最小挙行人数は3名以上です。そろった段階で、参加希望の方に、確定のお知らせをします。

 ちなみに小生は、「百獣(百十)の王」です。

 日時:623日(木) 8時半ごろのスタート

場所:三木よかわカントリークラブ

673-0753 兵庫県三木市口吉川町槙字長尾谷487-68

電話0794-88-0236

プレー費:限定昼食付総額6,980円(各自精算) 

なお7月は、愛宕原ゴルフクラブ(兵庫県宝塚市)か武庫の台ゴルフコース(神戸市北区)の平日を予定しています。

                                                                                          田底(55期)


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 ゴルフコンペの現状と今後の予定

【現状】ゴルフコンペの幹事を担当している田底(五十五期)です。

旭陵関西支部では、春と秋にゴルフコンペを企画しています。残念ながら、令和元年十月を最後に、コロナ感染症がまん延したために、ゴルフコンペは、中止しておりました。

 一方、ワクチン接種が進み、まん延防止等重点措置が解除された現状を考慮し、春のゴルフコンペを以下のプランで企画しました。

 日時:五月二十五日(水)

 場所:三木よかわカントリークラブ

 これまでに参加いただいた方々に案内させていただいたところ、残念ながら、一組による開催となりました。以下の原因により、現状では、一組程度しか集まらないと考えます。

    コロナの影響により、外出を控えた方が多くあり、皆さん、体力低下並びに、体調不良の状態にある。欠席の連絡があった方が該当します。

    転勤や帰郷により、関西を離れた。これも該当される方がいます。

    新しく旭陵関西支部同窓会に加わる方が少ないために、ゴルフコンペの新規参加者がいない。

【今後の予定】秋のゴルフコンペは、十月開催を予定しています。ただし、ゴルフコンペを行うには、二組六名以上は欲しいところです。また、ゴルフコンペ以外にも、同窓会として親睦の場は確保したいところです。そこで、参加者を確保するとともに、親睦の場を増やすことを目的として、月イチゴルフ会を企画することとしました。開催要領は以下の通りです。

    月一回程度開催する。

    プレー費を安くするために、平日の水、木、金のいずれかで開催する。

    開催日は、旭陵関西支部同窓会のホームページで告知する。

    開催場所は、兵庫県にある三木よかわカントリークラブを候補とする。(広くて快適なうえ、昼食付セルフプレーで、七~八千円程度)

    最小挙行人数は三人とする。

 

ご興味のある方、幹事の腕前は、百獣(百十)の王ですから、安心して、ホームページのチェックをお願いします。


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                               吹田市交響楽団 第90回定期演奏会

                                                                     2022116日(日)

                                                              @吹田メイシアター大ホール 

                                                                          54期 安尾典之

昨年秋、比叡山のハイキングに参加した際に、同期で西高吹奏楽部OBの黒岩松彦君から、彼が所属している吹田市交響楽団の定期演奏会で集まりがあることを聞いたのがきっかけで、44期の中村榮一先輩よりお正月にチケットを手配いただき、久々のコンサートにわくわくしながら参加してきました。

当日の演目は、ブラームスの「悲劇的序曲」に始まり、2曲目はシベリウスの組曲「カレリア」、ここからホルンの黒岩君が登場です。個人的な話になりますが、この曲は私がまだ20代だったころ、毎朝始業前に職場でかかっていた曲で、とても思い出深い曲です。もともと北欧フィンランドの清らかな風景が感じられる曲ですが、同時に静かにわきあがる様なエネルギーを与えてくれる曲で、黒岩君の演奏を聴きながら、当時の私がこの曲にいつも勇気づけられていた事を懐かしく思い出しました。

メインの3曲目、シューマンの交響曲第3番「ライン」の熱演をやり終えたときの団員の方々の表情に、久しぶりに生の演奏会を鑑賞できたことの幸せを感じた一日でした

          

             「演奏会風景」 43期奥田一夫先輩 作

          

「クロちゃんホルン」43期奥田一夫先輩 作

当日は、黒岩君も含めて同窓者16名+ご招待・ご同伴者という集まりでしたが、その後コロナの第6波が急拡大したことを考えると、ぎりぎり間に合ったという形でした。会場はマスク着用が徹底されていましたが、終演後の記念撮影ではシャッターの瞬間だけマスクをはずしてパチリ。30期の米田先輩を中心に、きちんとお顔がわかる形で、記念写真ができました。

          ホルン演奏:黒岩氏(54期)後列左から3人目 ・投稿者:安尾氏(54期)後列左から2人目 ・スケッチ:奥田氏(43期)前列左端

チケットは黒岩君のご好意により無料でいただきましたので、中村先輩の呼びかけにより参加者にカンパを募る形で全体で43,000円が集まり、旭陵同窓会関西支部への寄付ができました。

今回、素晴らしい演奏を聴かせていただいた黒岩さん、同窓生へのご連絡等でご苦労いただいた中村先輩はじめ、ご参加された皆様どうもありがとうございました。今回は時節柄、反省会はできませんでしたが、次の演奏会もまた楽しみにしておきたいと思います。


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                  第39回 旭陵ハイキング(関西支部)に参加して

                       『比叡山(延暦寺)』

                                                                             日時 2021/11/13

                                                                             第52期 大野 靖人 (オオノヤスト)

 

第39回 秋の旭陵ハイキングで、11月13日「比叡山 延暦寺」を訪れました。新型コロナが落ち着いてきたことから、久々の開催となりました。皆さん、この約1年半の長い間 外出を控え、身体が鈍っていることでしょう!

当日の天気予報は雨の心配もなく、絶好の行楽日和。総勢18名の参加。

本来の登山コースはそこそこ勾配が厳しく平均年齢が高い同窓会メンバーには困難が予測され、往復ケーブルカーに頼ることになりました。朝の気温はやや低めで、目的である『紅葉』は少し早かった感があります。観光客は外国人が少なく、やはり日本人だけとあってやはり少な目でした。

根本中堂は六十年振りの大改修中で、十年間の完了予定。あと5年かかるそうです。ひと通り廻った後は、ランチタイム。各々が持ち寄ったお酒,ワインで語り合い。特に「東洋の女神」は本当に美味しく、皆さんグルメで、美味しいものを良くご存じです。中村先輩のお知り合いが山ぶどうから作ったワイン3本も直ぐに飲み干し、あっという間に無くなってしまいました。

下山後は、創業三百有余年の美味しい「鶴喜そば」をいただきました。当然のようにこの時もビールを嗜み、会話がすすむ中 店員さんに小声で話すよう注意される程、和気あいあい。長い間 おとなしくしていた反動です。

帰宅して歩数計を見ると、1万6千歩。翌日も多少足に痛みを感じる程で、日頃の運動不足を痛感するとともに久しぶりに歩いたなと実感しました。

旭陵ハイキングは年2回開催されますが、参加者が1桁の時があります。新型コロナが落ち着いてきたことから、皆様も一度参加してみませんか!

 

 


交友録

 

       吹田市交響楽団 定期演奏会 at メイシアター  2021822日(日) 

                              57期 川野 博義 

 

ホルン奏者として出演される黒岩先輩(54期)のご厚意で入場券を配布いただき、旭陵同窓会メンバー9名とその家族、知人で吹田市交響楽団第89回定期演奏会に行ってきました。 

新型コロナによる大阪府下緊急事態宣言の中での開催ということで、入口での体温測定、大ホール客席も1席飛ばしで指定など、徹底した感染防止策がとられていました。 

ドヴォルザーク2曲の間にハンガリーの20世紀の作曲家コダーイの作品を取り入れた色彩豊かな演目で、久しぶりの生のオーケストラの音響にどっぷりと浸ることができました。 

 

アンコール演奏のあと、同窓生一同で記念撮影。平常時ならその後がお楽しみですが、

今回は涙を呑んでそのまま解散しました。

 

すばらしい演奏に接する機会をいただいた黒岩先輩、同窓生への連絡・入場券配布で奔走された44期中村先輩、そして支部へのカンパに協力いただいた御出席の皆様、ありがとうございました。

 

 


交友録

 

  「終息の願いがこもる八重桜」

                                                                                                   田底成智(五五回卒)

旭陵同窓会関西支部では、年次総会、ゴルフコンペ、ハイキング、新年会、カニカニツアーなど様々なイベントを行っています。しかし、残念なことですが、新型コロナウィルス感染症の流行に伴い、ほとんどのイベントを中止しなければならない状況となっています。

その中でも、同窓会活動が若返りの秘訣だと考えている幹事長の私は、昨年の十一月の奈良ハイキングだけは、実施させていただきました。

さて、今年、中村先輩(四四回卒)のご提案で、四月に茨木市内での観桜ハイキングを企画しました。ところが、四月に大阪府は、まん延防止策対象地域となりました。この状況下で、同窓会イベントを行うのは、非常識とのご批判を受けかねません。

そこで、「桜を愛する数名の方が、そぞろ歩きをする」ことにしました。マスクをする、空気の流れがあるところにいる、手を消毒する、どんちゃん騒ぎはしないといったルールを設定しました。

【集合】四月十一日十時阪急南茨木駅で、桜を愛する方々をお待ちしていました。五名の方が来てくださいました。楽しくなりそうです。

【お弁当】ディスカウントスーパー「サンディ」でお弁当と飲み物を購入しました。「これで、店が儲かっているの?」と思うほど安く、助六寿司とサラダを合わせてもワンコインでした。

【文化財資料館】展示室が改装工事のため、ほぼ閉館でした。パンフレットだけは、もらいました。

【桜通り】今年は、桜の開花が早く、ソメイヨシノは散っていました。ただし、八重桜はいい感じでした。その写真を撮っている方々が、いましたので、意外に賑わっていました。丸いモコモコとした八重桜を見ていると、その中に、コロナ終息の願いをこもっているような気がして見入りました。

【水尾公園】桜通りでは、弁当を広げられそうもないので、水尾公園に向かいました。そこに、季節外れのサンタさんが待っていました。上村先輩(四八回卒)です。お菓子の差し入れです。会社のご都合で、参加できなかったのですが、車で駆けつけていただきました。

当日は良い天気でした。子供たちが公園を走り回っているのを見ると、なごみますね。比較的高齢な私たちですから、公園の隅っこで、静かに、弁当やお菓子を食べました。感染防止のために、ストローを使って飲みました。(写真)

【プラネタリウム】換気が施されて、誰もしゃべらない場所として、プラネタリウムは、良い条件と考えました。予想通り、お客さんも少なく快適でした。ただし、お弁当を食べた後で、暗くて静かな場所にいると、どこからか、寝息が聞こえてきます。

【川端康成文学館】旭陵ハイキングは、学んで帰るというのが必須でありまして、今回は、川端康成文学を勉強させていただきました。中村先輩が依頼された学芸員さんは、かなり、いろんな質問が来るはずと考えておられたようで、気合の入った説明をしていただきました。目力の強い川端康成さんが、少女小説を執筆されていたというのは驚きでした。

【無事終わりました。】帰宅して歩数計を見ると、一万四千歩。結構いい運動になりました。このハイキングで、体調を崩された方はおらず、うまくいって良かったと思っています。ただし、ある方が、階段で転んだ等ありましたので、秋の企画には、十分配慮したいと考えています。

 


交友録

 

秋のハイキング    垂仁天皇陵から郡山城址

「久々の 会話あふれる 秋日和」

 55期の田底です。皆さんご存じのように、総会をはじめとする企画が、次々に中止となりました。罹患されて重傷となるリスクを考えますと、やむを得ないですが、一方で、同窓会活動は、元気の素となる憩いの場です。

旭陵同窓会関西支部では、春と秋の年2回、ハイキングを企画しています。春のハイキングは、緊急事態宣言が出された時期と重なり、断念しました。ただし、秋のハイキングだけは、感染が増加する冬になる前で適切とし、感染防止対策(密を避ける)を考えて、1122日に実施することとしました。

参加者は、13名。最小挙行人数を3人に設定していましたが、多くの方に参加いただきました。ありがとうございました。今回のハイキングの特徴として、すべてを歩く健脚コースと途中電車を使う楽々コースを設定したことです。歩くコースも、下見の段階で、人通りの少ない道を選びました。

1) 楽楽コース:(電車)大和西大寺駅~尼ヶ辻駅→(徒歩)垂仁天皇陵(宝来山古墳)~薬師寺→(電車)西ノ京~近鉄郡山→(徒歩)郡山城址公園→昼食

2) 健脚コース:(徒歩)大和西大寺~尼ヶ辻(楽楽コースと合流)→(徒歩)垂仁天皇陵(宝来山古墳)~薬師寺(楽楽コースとお別れ)~郡山城址公園(楽楽コースと合流)→昼食

 

当日は、秋日和。昨年秋のハイキングも晴れでしたから、雨男はいなくなったようです。阿部支部長のごあいさつの後、ゆるりと出発。ハイキング日和でしたが、予想通り、人通りは少なく、密を回避することができました。

垂仁天皇陵は、全長227mの大きな前方後円墳です。堀に囲まれた美しい古墳でした。

 

                               

この天皇陵の周りには、橘の木がたくさんあります。これについて、言い伝えがあります。「田道間守(たじまもり)」の言う方が、垂仁天皇の勅命受けて、不老不死の果物である橘の実を探しに行ったのですが、持ち帰ったときには、天皇が崩御されて、自らの命を絶ったとするものです。 

                                 

この天皇陵から秋篠川沿いを歩いて、薬師寺へ向かいました。東塔の補修が終わっていました。

 

                                  

      

この後は、徒歩組と電車組に分かれて郡山城址公園へ行きました。結果として、電車組が数mの差で到着したので、良いコース設定でした。この公園で昼食となったのですが、ちょうど郡山高校の吹奏楽部による演奏会が開催されていて、とてもお得な気分になれました。

 

                                   

ハイキングは、無事終わりました。3週間以上が経過した現時点(1216日)で、感染者は出ていません。何よりの結果です。次は、春のハイキング。穏やかになっていることを祈りながら、花見を企画しようと考えています。

以上


交友録

                           「旭陵関西」25号発行にあたり
                                                                                          43期 門田宰

    

 「旭陵関西」が創刊されたのは関西支部再建総会二年後、96年である。31期の内藤先輩他数人が編集に当たられた。
何をするにしても最初が一番大変である。記事集め、内容、題字、紙面構成、広告、予算。大変なご苦労があったと思う。

  私が「旭陵関西」の編集を引き継いだのは04年9号からである。
高校時代、「西高新聞」の編集に明け暮れていた。当時は凸版印刷。印刷所は活字を集めて組み合わせ、大きな見出し、カット、写真などは凸版を作る。ゲラ刷りが上がってくると、印刷所に詰めっきりで校正にあたった。校正は、誤字だけでなく、ひっくり返った文字も治す。大きな見出しが気に入らなければ凸版の作り直し。数日かかる。現在はデジタル化で各段に楽になった。

  10号の記念号、その年の講演は、土居ケ浜の発掘調査を、京都大学大学院時代に行った、金関恕氏にお願いした。会報掲載の写真のために、北京へ出張される直前の金関氏にお会いし写真を撮らせていただいた。
原稿に書かれた場所を撮影するため、現地に行ったこともある。
10号発行後、これまで寄稿いただいた方のデータを取ってみた。43期が圧倒的に多く、17人、20件。その後も43期の仲間には、何度も寄稿いただき、助けられた。
 06年東京に転勤となり、2年間は東京で編集にあたる。

  11号からは紙面の文字を大きくした。
この年の総会で講演をいただいた、映画監督佐々部清氏が先日亡くなられた。彼の「チルソクの夏」、「カーテンコール」は、懐かしい下関の街を想い起こさせる。佐々部監督のご冥福をお祈りいたします。

  08年東京から帰ってきて最初の総会は、最高裁長官を退いたばかりの、32期の町田顯氏。実に公私の「私」、がない日常、大変なご苦労がうかがえた。

  09年の14号は、これまで印刷を依頼していた「エイシン印刷」が突然倒産、急に新しい印刷所を捜すことになる。幸い、48期中野光男氏が専務の「富士精版印刷」がうけていただくことになり無事発行を継続、費用もこれまでより安く広告費で十分賄えるようになった。

  10年の総会は直木賞作家「古川薫氏」に再び来場いただく。二度目だが、今回は「田中絹代ぶんか館」館長としての講演。
唐戸にある「田中絹代ぶんか館」を16年初めて訪れてみた。前年に亡くなられた、船戸与一氏(39期)のコーナーが設けられていた。
99年の第6回総会で講演いただいき、翌年00年に直木賞を受賞された。

  11年3月、東日本大震災。総会は、同期43期の岡村定矩氏(当時東京大教授)にお願いした。演題は「宇宙ってなんだか知っていますか?」。前日、同期の安田氏が店長の「味鉄」に43期が集まる。

  13年18号、総会は二十回目。この年3月に関西支部創立以来役員をやられていた42期末光氏、8月には元支部長の甲斐敏晴先生が亡くなられた。公私ともに大変お世話になったお二人である。会報、総会の案内状発送作業は、甲斐先生のみどりヶ丘病院の一室をお借りしてやっていた。
前支部長の杉君も故郷に帰り、そろそろ自分も身を引く頃かと思い、この18号を最後に、「旭陵関西」の編集を後輩に託すことにした。

  同窓会誌の目的は、会員同士の交流を第一とし、さらには故郷下関を身近に感じていただく。そういう意味で、ぜひ皆様に「旭陵関西」にご登場いただきたいとお願いする次第である。


交友録

          今年も美味しかった味鉄での新年会

                                                                             48期 藤村 徹

 今年も味鉄の新年会に楽しく参加いたしました。毎年満足しています。

毎年の総会で景品提供をいただいています味鉄さんの最高級神戸牛ですが、

なかなか総会では当選できない中、新年会を味鉄さんで行うと聞き参加し

てもう5回?。


 安田先輩からの挨拶(お肉の説明、焼き方の秒数の説明)で始まります。

皆神妙に聞きます。これが10秒、裏返して10秒・・・、お塩で・・

これがイチボ、これがミスジ・・と真剣です。最高級の神戸牛への期待で

この段階でアドレナリンMAX。

もう楽しくない訳がありません。美味しくない訳がありません。


 奈良から2時間半ほど掛かるのですが、宴会の前後に趣味の写真を撮る

楽しみも併せて、私の毎年の行事となりました。

舞子公園の一角にお店がありますので、舞子の浜、明石大橋、孫文記念館、

海峡プロムナードなど、みどころも沢山あります。

下関の海のすぐそばで育ったので海峡でゆっくりすると時間を忘れます。

酔っぱらっていますが・・・。


ここで撮った写真はすでに何十枚か売れました。

そう、趣味と健康と実益?を兼ねて写真のネット販売をしています。

定年後ホームページの仕事にかかわり、ユーザのサイトで使う写真を探して

いるうちに、デザイナが求めている写真が何となくわかるような気がして、

自分で撮ってみようと思ったのがきっかけでした。

一枚目が売れた時の嬉しさが忘れられず、はまってしまいました。


以来、空が青ければ、雲が綺麗だったら、いい夕焼けが期待できたら若草山

に。あそこの新緑、あそこの紅葉、あそこのお寺、あの花の名所と幸い奈良

は題材が豊富にあります。

同じ場所でも季節と天気でバリエーションは無限です。


現役のころは自分が住んでいる場所はお店くらいしか知りませんでしたが、

写真の撮影のおかげで随分と奈良に詳しくなりました。

季節を楽しんでいます。

現役時代に時間に追われていた生活は幻だったのか・・・。

趣味があること、興味があることは自分の活力になっていることを実感しています。

クリエイター名は「奈良観光」です。




同窓会に出て人と話すことは長生きの秘訣、ピンピンころりは学術的にも

説明できるそうですね。

皆が楽しく参加できる同窓会になるよう、微力ながら応援していきます。


又、来年の味鉄を心待ちに。

                                                                                              以上


 




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