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交友録
40回春のハイキングに参加して・55期田底氏から投稿をいただきました

 


                          「青空に枝垂れ桜の花のれん」


                                                     田底成智(五五回卒)


 巷では、三年ぶりにイベントが再開などという告知がなされ、コロナ禍という長いトンネルの出口が見えています。旭陵同窓会関西支部では、年次総会、ゴルフコンペ、新年会、カニカニツアーなどのイベントが中止となっていますが、再開が待ち遠しいです。


そんな中、同窓の皆様の若さを維持することを目的として、春と秋のハイキングだけは、続けさせていただいています。


 さて、今年は、京都の桜を満喫したいということで、四月十日に平安神宮と蹴上インクラインを歩くというハイキングを企画しました。ちょうど、まん延防止等重点措置は解除され、皆様が参加しやすい状況となりました。


ハイキングというのは、非日常のイベントです。その意味で、今回は、ハプニングの多い非日常のイベントでした。


【集合】四月十日十時、京阪の神宮丸太町駅に集合としたところ、昨年の三倍の十五名の方が来てくださいました。


 ここで、ハプニング発生。某先輩が、スマホを電車に置き忘れたことが分かりました。駅員さんに連絡したところ、終着駅で預かっているとのことでしたので、合流していただくために、中村先輩を残して、先に行くこととしました。


【琵琶湖疎水】私は、土木技術者の端くれですが、百三十年前にできた人工の河川には、いつも感動します。二月に下見したときは、工事中で、水量が少なかったのですが、当日は豊富に水があり、今も現役として使われているのに驚きました。観光船が運航しているのにも、さらにびっくりでした。


【平安神宮】(写真)スマホ回収組を待つために、予定になかった神苑見学を加えました。絵葉書の写真が取れそうなほどの雲一つない快晴で、青空に、桜色が映えました。ただ、季節先取りの初夏の陽気のため、後続組と合流した時点で、少し、皆さんお疲れのようでした。


【南禅寺】南禅寺には水路閣があります。琵琶湖疎水の一部で、現在でも使われている水路橋です。近代土木遺産にもなっています。大野先輩と一緒に、ゆっくり歩きながら、向かったのですが、振り向くと誰もいません。どうやら、途中にある動物園を眺めたり、飲み物や弁当を探したりしたようでした。この時点で、予定時刻をかなりオーバーしたため、南禅寺を通過して、蹴上インクラインに向かいました。


【蹴上インクライン】蹴上インクラインは、琵琶湖疎水の船を運ぶための鉄道です。今は使われていませんが、ソメイヨシノが桜のトンネルとなっているところです。残念ながら、一週間遅かったようで、桜は散っていました。


かなり急な坂道を歩いたために、ここから、鴨川まで歩くのは、きついと考え、地下鉄で、向かうことしました。


【鴨川】(写真)蹴上から三条京阪まで、地下鉄で四分。それでも、十二時をだいぶ過ぎており、鴨川の土手が空いているのか心配でした。天気が良すぎたために、日陰に避難されている方が多く、十五人分のスペースを確保できました。久しぶりに、穏やかな場所で、いろんなことを話すことがうれしくて、良い、非日常になったことと思います。帰宅すると、日焼けして、顔が非日常でした。


【予告】秋のハイキングは、奈良に行きます。十一月二十日朝十時、近鉄大和八木駅集合です。耳成山あたりを歩こうと考えています。


 







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